- 「安いらしい」と聞いてChromebookの購入を検討している
- 安いChromebookを見つけられなくて「思ったより高い」と感じている
- 5万円以下で買えるコスパのよいChromebookがほしい
- トータル10万円以下で作業しやすい環境を整えたい
- 安いおすすめのChromebookを教えてほしい
WindowsやMacに比べ、Chromebookはコスパに優れたパソコンです。しかし安いChromebookのどれを買えばいいか迷っている人もいるでしょう。安くておすすめのChromebookは5機種です。
この記事では、5万円台以下で購入できるコスパ最強のChromebookを紹介します。コスパのよいChromebookを選ぶポイントから注意点までお伝えします。安いChromebookを探している人は、ぜひ参考にしてください。
Chromebook 高コスパモデルの選び方|4つのポイント
ただChromebookがほしいだけなら用途にあうスペックのChromebookを選べばよいのです。しかし低価格で快適に動作するコスパのよいChromebookを選ぶには、4つのポイントを意識しましょう。
なるべく最新のChromebookを選ぶ
Chromebookは機種ごとにOSのサポート期間が決まっています。これは自動更新ポリシーと呼ばれているものです。
自動更新ポリシーとはChrome OSを搭載している端末に対し、Googleがセキュリティやソフトウェア等のアップデートを保証しているものです。Googleは必要に応じて、以下の対応をしています。
- バグの修正
- セキュリティの強化
- 新機能の追加
中古のChromebookのなかには1万円台で購入できる機種もあります。しかし型落ちが多く、自動更新ポリシーの有効期限が迫っている可能性が高いのです。
自動更新ポリシーは端末の発売日から数えて数年間サポートされます。少しでも長く使えるよう、なるべく最新機種のChromebookを選びましょう。
最低限の性能をもったChromebookを選ぶ
いくら安くてもまともに動作しないChromebookを購入するとストレスを感じてしまうでしょう。最低限の性能をもったChromebookであれば、ネットショッピングやYouTubeくらいは問題なくサクサク動きます。
- CPU:Celeron以上
- メモリ:4GB以上
- ストレージ:64GB以上
ストレスなく毎日使えるよう、最低でも上記スペックを満たしたChromebookをおすすめします。
高くても5万円台のChromebookを選ぶ
Chromebookは低価格帯から高価格帯まで幅広く扱っています。性能を求めればその分高くなりますが、5万円以上するならWindowsのほうがよい場合があります。
Chromebookのメリットは安くても快適に使える点です。特別な事情がない限り、日常使いなら安いChromebookのほうがコスパはよいでしょう。
5万円台より高いChromebookを選ぶときは、本当にChromebookでよいのか立ち止まってください。
私はChromebook好きなので10万円の機種も買いましたが、Windowsとも比較したうえで買いました!
2万円以下のChromebookは要注意
Amazonや楽天市場を見ると、2万円以下のChromebookも出品されています。しかし2万円台のChromebookはおすすめしません。
なぜなら数年前に発売された機種が多く、自動更新ポリシーが短い可能性が高いためです。自動更新ポリシーは端末の発売日から数えて数年間サポートされます。購入した機種によっては2~3年で買い換えが必要かもしれません。
安物買いの銭失いにならないよう、2万円台のChromebookを安易に買うのはやめましょう。とはいえ2万円台という価格は魅力的なので、検討するときは自動更新ポリシーの有効期間を確認してから判断してください。
Chromebookでコスパを意識するならこのメーカーがおすすめ
安いChromebookに絞るならASUSとLenovoがおすすめです。他メーカーでも安い機種はあります。HPも比較的安価ですが、安くても6万円を超えるため対象にしていません。
安くてコスパのよいChromebookを探すなら、ASUSかLenovoで探しましょう。
個人的にはASUSのほうがラインナップが多くてイチオシです!
Chromebook コスパ最強のおすすめモデル5選
安いおすすめのChromebookは5機種です。
機種名 | CPU | メモリ | ストレージ | ディスプレイ | 重量 | バッテリー | インターフェース | Google Play | 価格(税込) | 自動更新ポリシーの有効期限 |
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ASUS Chromebook CX1 | インテル® Celeron® プロセッサー N4500 | 4GB | 64GB | 15.6インチ | 約1.8kg | 約11時間 | USB3.2 (Type-C/Gen1) ※6 ×2、USB3.2 (Type-A/Gen1) ×2、microSDXCメモリーカード、microSDHCメモリーカード、microSDメモリーカード、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1 | 〇 | 49,800円 | 2030年6月 |
ASUS Chromebook Detachable CM3 | MediaTek™ MT8183 | 4GB | 64GB | 10.5インチ | 本体:約506g 本体 + デタッチャブルキーボード:約748g 本体 + デタッチャブルキーボード + スタンドカバー:約915g | 本体:約12.3時間 本体 + デタッチャブルキーボード:約12時間 | USB2.0 (Type-C)×1、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1 | 〇 | 44,980円 | 2028年6月 |
ASUS Chromebook Flip C214MA | Celeron® プロセッサー N4020 | 4GB | 32GB | 11.6インチ | 約1.2kg | 約12時間 | USB3.1(Type-C/Gen1)×2 、USB3.0×1、microSDXCメモリーカード、microSDHCメモリーカード、microSDメモリーカード、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1 | 〇 | 53,680円 | 2027年6月 |
Lenovo IdeaPad Duet Chromebook | MediaTek Helio P60T プロセッサー | 4GB | 128GB | 10.1インチ | タブレット本体:約 450g キーボードとスタンドカバー装着時:約 920g | 約 10.0時間 | USB2.0 Type-C×1 | 〇 | 32,800円 | 2030年6月 |
IdeaPad Flex550i Chromebook | インテル® Celeron® プロセッサー 5205U | 4GB | 64GB | 13.3インチ | 約 1.38kg | 約 10.0時間 | USB3.0 Type-C×1、USB3.0×2マイクロホン/ヘッ ドホン・コンボ・ジャック×1 | 〇 | 32,220円 | 2030年6月 |
ASUS Chromebook CX1
機種名 | ASUS Chromebook CX1 |
---|---|
CPU | インテル® Celeron® プロセッサー N4500 |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ | 15.6インチ |
重量 | 約1.8kg |
バッテリー | 約11時間 |
インターフェース | USB3.2 (Type-C/Gen1) ※6 ×2、USB3.2 (Type-A/Gen1) ×2、microSDXCメモリーカード、microSDHCメモリーカード、microSDメモリーカード、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1 |
Google Play | 〇 |
価格(税込) | 49,800円 |
自動更新ポリシーの有効期限 | 2030年6月 |
15.6インチの大画面で外出先でも快適に使えるChromebookです。
バッテリーは約11時間駆動で1日外出していても充電切れの心配はないでしょう。頑丈なボディと防滴キーボードで安心して持ち歩けます。
- 外出先のパソコン作業が多い人
- 少し雑に扱っても大丈夫なパソコンがほしい人
ASUS Chromebook Detachable CM3
機種名 | ASUS Chromebook Detachable CM3 |
---|---|
CPU | MediaTek™ MT8183 |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ | 10.5インチ |
重量 | 本体:約506g 本体 + デタッチャブルキーボード:約748g 本体 + デタッチャブルキーボード + スタンドカバー:約915g |
バッテリー | 本体:約12.3時間 本体 + デタッチャブルキーボード:約12時間 |
インターフェース | USB2.0 (Type-C)×1、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1 |
Google Play | 〇 |
価格(税込) | 44,980円 |
自動更新ポリシーの有効期限 | 2028年6月 |
パソコン本体とキーボードを取り外してタブレットとしても使えるデタッチャブルタイプです。
- ノートパソコンスタイル
- タブレットスタイル(横)
- タブレットスタイル(縦)
- タッチ&ペンスタイル
4つのスタイルを使い分けられるため、さまざまなシーンで活躍するでしょう。標準付属のタッチペンでクリエイティブな作業もできます。
1,920×1,200ドット (WUXGA)の高解像度かつ高品質なサウンド、そして506gと軽量なChromebookはどこでも臨場感ある映画を楽しめます。
- 家や外、いろんなシーンで使いたい人
- 持ち歩き用に最適なパソコンがほしい人
- 映画や動画などをいつ・どこでも見たい人
ASUS Chromebook Flip C214MA
機種名 | ASUS Chromebook Flip C214MA |
---|---|
CPU | Celeron® プロセッサー N4020 |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 32GB |
ディスプレイ | 11.6インチ |
重量 | 約1.2kg |
バッテリー | 約12時間 |
インターフェース | USB3.1(Type-C/Gen1)×2 、USB3.0×1、microSDXCメモリーカード、microSDHCメモリーカード、microSDメモリーカード、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1 |
Google Play | 〇 |
価格(税込) | 53,680円 |
自動更新ポリシーの有効期限 | 2027年6月 |
パソコンを持ち歩いているときに落としてしまわないよう、本体底面には滑ろ止め用のゴム製バーグリップが付いています。これにより持ち歩いているときに落とす心配は減るでしょう。
万が一Chromebookを落としてしまっても、ゴム製のバンパーで衝撃を吸収し故障から守ってくれます。
またパソコンではよくある水による故障も、防滴キーボードのため安心してお使いいただけます。大人はもちろん、お子さまにも安心して使っていただける頑丈なChromebookです。
- パソコンの持ち歩きが多い人
- よく物を落としてしまうので、パソコンの故障が怖い人
- お子さまにもパソコンを使ってもらおうと考えている人
Lenovo IdeaPad Duet Chromebook
機種名 | Lenovo IdeaPad Duet Chromebook |
---|---|
CPU | MediaTek Helio P60T プロセッサー |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 10.1インチ |
重量 | タブレット本体:約 450g キーボードとスタンドカバー装着時:約 920g |
バッテリー | 約 10.0時間 |
インターフェース | USB2.0 Type-C×1 |
Google Play | 〇 |
価格(税込) | 32,800円 |
自動更新ポリシーの有効期限 | 2030年6月 |
軽さ約450gと最軽量クラスのChromebookです。持ち歩き用のパソコンを探している人に向いているでしょう。小さいながらも128GBの大容量ストレージで、映画や動画をダウンロードすればインターネット環境なしで視聴できます。
1,920×1,200ドットと高解像度なため、外出先でも映画鑑賞が楽しめます。
- 持ち歩き用に最適なパソコンがほしい人
- 映画や動画などをいつ・どこでも見たい人
- 本体にデータをダウンロードして持ち歩きたい人
Lenovo IdeaPad Flex550i Chromebook
機種名 | IdeaPad Flex550i Chromebook |
---|---|
CPU | インテル® Celeron® プロセッサー 5205U |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ | 13.3インチ |
重量 | 約 1.38kg |
バッテリー | 約 10.0時間 |
インターフェース | USB3.0 Type-C×1、USB3.0×2マイクロホン/ヘッ ドホン・コンボ・ジャック×1 |
Google Play | 〇 |
価格(税込) | 32,220円 |
自動更新ポリシーの有効期限 | 2030年6月 |
2in1スタイルでシーンに合わせた使い方ができるChromebookです。タッチペンが付属しているため、スタンダードな使い方からクリエイティブな使い方まで幅広く対応できます。
13.3インチのディスプレイは、据え置き・持ち歩きどちらでも使いやすいでしょう。
- 家や外で使いたい人
- 共有のパソコンを探している人
- 日常的に使えるパソコンがほしい人
持ち運びに適したChromebook 高コスパモデル2選
なかにはサブ機や外出先での軽作業用にChromebookを検討している人もいるでしょう。私も外出するときはChromebookを持ち出し、次の作業で活用しています。
- 記事執筆
- サイト更新
- 事務処理
使いやすさを求めると大きなディスプレイや周辺機器を使うためのインターフェースを重要視します。しかし持ち歩き用にChromebookを探している人に向け、ここでは持ち運びに適したChromebookを紹介します。
ASUS Chromebook Detachable CM3
機種名 | ASUS Chromebook Detachable CM3 |
---|---|
CPU | MediaTek™ MT8183 |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ | 10.5インチ |
重量 | 本体:約506g 本体 + デタッチャブルキーボード:約748g 本体 + デタッチャブルキーボード + スタンドカバー:約915g |
バッテリー | 本体:約12.3時間 本体 + デタッチャブルキーボード:約12時間 |
インターフェース | USB2.0 (Type-C)×1、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1 |
Google Play | 〇 |
価格(税込) | 44,980円 |
自動更新ポリシーの有効期限 | 2028年6月 |
先に紹介した、パソコン本体とキーボードを取り外してタブレットとしても使えるデタッチャブルタイプのChromebookです。
専用スタンドカバーを使えば、4つのスタイルでさまざまなシーンに活用できます。なかでもスタンドカバーが縦型にも対応しており、外出先での読書や調べものがしやすいのが特長です。
Webサイトを閲覧するとき、縦表示のほうがスクロールが少なくて済みます。しかし手に持たなければいけないのが少々面倒です。
『ASUS Chromebook Detachable CM3』なら縦表示のまま置くことも可能です。10.5インチとちょうどいい大きさは、持ち運び用Chromebookとしてイチオシです。
Lenovo IdeaPad Duet Chromebook
機種名 | Lenovo IdeaPad Duet Chromebook |
---|---|
CPU | MediaTek Helio P60T プロセッサー |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 10.1インチ |
重量 | タブレット本体:約 450g キーボードとスタンドカバー装着時:約 920g |
バッテリー | 約 10.0時間 |
インターフェース | USB2.0 Type-C×1 |
Google Play | 〇 |
価格(税込) | 32,800円 |
自動更新ポリシーの有効期限 | 2030年6月 |
パソコン本体とキーボードを取り外せるデタッチャブルタイプのChromebookとして、高い人気を誇るChromebookです。
10.1インチディスプレイは持ち歩く邪魔にならず、かつ小さくて見づらいことのない絶妙なサイズ感です。また3万円台とリーズナブルな価格はコスパ最高といえるでしょう。
同シリーズに『IdeaPad Duet 560 Chromebook』があります。しかしこちらは13.3インチとタブレットにしては大きくおすすめはしていません。13.3インチを選ぶのならIdeaPad Flex550i Chromebookのほうが実用的でしょう。
Lenovoでデタッチャブルタイプを選ぶなら、10.1インチの Lenovo IdeaPad Duet Chromebookがおすすめです。
14インチ Chromebookは高コスパで据え置きにもおすすめ
「持ち歩かないのでなるべく大きい画面がいい」と考えている人もいるでしょう。そんな人には据え置きにもできる14.0インチディスプレイのChromebookがよいでしょう。
画面を2分割しても困らないくらいのサイズで、家でしか使わないのなら14.0インチChromebookがおすすめです。14.0インチでコスパのよいChromebookは4機種あります。
6万円を超えるモデルもありますが、据え置きなら多少ハイスペックなほうがストレスなく使えます。
Chromebookをおすすめしない人
個人的にはほとんどの人はChromebookで十分だと考えています。コスパだけを考えるならWindowsよりもChromebookに軍配があがるでしょう。
使い方もシンプルで、買い替えのときも移行作業が楽で初心者にも安心です。しかしいくらコスパがよくてもChromebookをおすすめしない人もいます。
- WordやExcelを使いたい人
- 本格的な動画編集したい人
- 本格的にイラストを描きたい人
- ゲーミングPCでやるようなゲームがしたい人
Chromebookはオンライン特化のパソコンです。WindowsやMacのようにソフトをインストールすることはできません。
ゲームがしたい人に限ってはハイスペックなChromebookを購入すれば解決します。しかし専用ソフトを使うような用途には対応できないため、Chromebookはおすすめしません。
Chromebook コスパ最強なのは5万円以下のモデル
今回は5万円台以下で購入できるコスパ最強のChromebookを紹介しました。
やっぱりChromebookって安いんだね! でもどうしてこんなに安いの? ちゃんと使えるのか不安になってきた…
「安い=低品質」と思われるのも無理はないでしょう。しかしChromebookにおいてはご安心ください。Chromebookを安く買えるのには理由があります。パソコンの価格は2つの要素で決まります。
- OSのライセンス料
- ハードウェアの製造コスト
しかしChrome OSはGoogleが無償で提供しています。しかもGoogle Chromeの利用に特化しているため、ハード面はWindowsやMacに比べてパーツは安価です。
安くても快適に動くChromebookで、毎日のパソコンライフをぜひお楽しみください。