Chromebook選びは自動更新ポリシーに注意!切れたらどうなるか・確認方法を解説

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Chromebook選びは自動更新ポリシーに注意!切れたらどうなるか・確認方法を解説
  • Chromebookの購入を検討している
  • 新品・中古どちらで買うか迷っている
  • Chromebookは買ったらいつまで使えるのだろう?
  • 中古のChromebookを購入するときの注意点は?
  • 自動更新ポリシーとは何だろう?

ChromebookはWindowsやMacに比べ、比較的低価格で購入できるパソコンです。中古のChromebookであれば、1〜2万円台で買うこともできるでしょう。

しかしChromebookを長く使いたいのなら、新しいモデルの購入をおすすめします。Chromebookには自動更新ポリシーが設定されているためです。自動更新ポリシーとは、Chrome OSへのサポートを受けられる有効期限のこと。自動更新ポリシーが切れると、Googleからのサポートは受けられなくなります。

この記事では、Chromebook選びで重要な自動更新ポリシーについて説明します。自動更新ポリシーが切れたらどうなるのか、デメリットや有効期限の確認方法も紹介します。Chromebook選びに失敗したくない人は最後までお読みください。

目次

自動更新ポリシーとはOSアップデートを受けられる期間

自動更新ポリシーとは、GoogleがChrome OSを搭載している端末に対し、セキュリティやソフトウェア等のアップデートを保証しているものです。

Chrome デバイス(Chromebook、Chromebox、Chromebase、Chromebit など)は自動更新され、デバイス本体と搭載ソフトウェアの機能が強化されます。デバイスの更新によって最新の機能が提供され、セキュリティが確保されます。更新はオペレーティング システム、ブラウザ、ハードウェアのすべてに適用されます。こうした更新は、Google と連携して高いレベルのセキュリティと安定性を提供する、デバイス固有のハードウェア / ソフトウェア プロバイダに依存しています。そのため古い Chrome デバイスでは、無期限に更新を受信して OS やブラウザの新しい機能を有効にし続けることはできません。

自動更新ポリシー – Chrome Enterprise and Education ヘルプ

WindowsやMacでも同様、定期的にOSアップデートがあります。自動更新ポリシーはChromebookにおけるOSアップデートです。おもに以下のような理由でアップデートされます。

  • バグの修正
  • セキュリティの強化
  • 新機能の配信

自動更新ポリシーが切れると、このようなサポートが受けられません。Chromebookを購入するときは自動更新ポリシーがいつまで有効か確認しましょう。

Chromebookが何年使えるかはモデルによる

自動更新ポリシーが適用される期間は統一されていません。Windowsはモデルにかかわらず、OSによってサポート期間が統一されています。しかしChromebookは、モデルによってサポート期間が異なります。基準となるのは発売日で、新しいモデルほど使える期間が長くなります。

Chromebookの自動更新ポリシーが8年に延長された

Improving 40 million Chromebooks for educationによると、2020年以降に発売されたChromebookの自動更新ポリシーが8年に延長されました。Chromebook誕生初期の自動更新ポリシーは約3年で、その後、約6.5年に延長されています。

そして今、2020 年以降に発売されるデバイスは、自動更新をさらに長期間受け取ります。新しい Lenovo 10e Chromebook タブレットと Acer Chromebook 712 は、どちらも 2028 年 6 月まで自動更新を受け取ります。

Improving 40 million Chromebooks for education

教育機関向けに発売されているChromebookに限定されていますが、全モデルの自動更新ポリシーが8年になる可能性は高いでしょう。

自動更新ポリシーの調べ方は2通り

自動更新ポリシーの調べ方は2通りです。Chromebook購入後の確認はもちろん、購入前に調べる方法も紹介します。

  • Google公式サイトから確認
  • 「Chrome OSについて」から確認
こたつ

基本的にはGoogle公式サイトからの確認方法で十分です。

【購入前】Google公式サイトから確認

購入前・購入後どちらの場合でもGoogle公式サイトから自動更新ポリシーの有効期限を確認できます。

  1. Google公式サイトにアクセス
  2. 購入したいメーカーのプルダウンをクリック
  3. 「ctrl+F」で型式入力し検索

→ステップ+画像付きで表記

STEP
購入したいメーカーのプルダウンをクリック
購入したいメーカーのプルダウンをクリック
STEP
「ctrl+F」で型式入力し検索
「ctrl+F」で型式入力し検索

【購入後】「Chrome OSについて」から確認

購入後はChromebookの設定から自動更新ポリシーの有効期限を確認できます。

  1. シェルフの時刻をクリック
  2. 「設定」をクリック
  3. 「ChromeOS について」を選択
  4. 「詳細」を選択
  5. 「更新スケジュール」に有効期限が記載

→ステップ+画像付きで表記

STEP
シェルフの時刻をクリック
シェルフの時刻をクリック
STEP
「設定」をクリック
「設定」をクリック
STEP
「ChromeOS について」を選択
「ChromeOS について」を選択
STEP
「詳細」を選択
「詳細」を選択
STEP
「更新スケジュール」に有効期限が記載
「更新スケジュール」に有効期限が記載

Chromebookの自動更新ポリシーが切れたら起こるデメリット

自動更新ポリシーはWindowsやMacでいうところのOSサポート期間です。自動更新ポリシーが切れると、Googleからのサポートが受けられないのがデメリットです。

  • 最新機能が配信されない
  • 脆弱性が改善されない
  • バグが修正されない

自動更新ポリシーが切れたらChromebookを買い替えましょう。

最新機能が配信されない

自動更新ポリシーが切れるとOSの新機能が配信されなくなります。例えば、最近では次のような機能が追加されました。

  • シェルフにカレンダー表示
  • Googleレンズによる検索
  • ファイルが完全に削除されるまで30日間の猶予

それぞれ便利な新機能で、個人的にも愛用しています。しかし自動更新ポリシーが切れると新機能が配信されなくなり、有効期限が切れた時点までの機能しか使えなくなります。

脆弱性が改善されない

OSがアップデートされないと脆弱性が改善されません。脆弱性とは「セキュリティ上の欠陥」を指します。脆弱性を放置していると、悪意あるユーザーに不正アクセスされてしまうかもしれません。不正アクセスされると、以下のようなリスクが考えられます。

  • ウイルスやマルウェアを仕込まれる
  • 個人情報を抜き取られてしまう
  • パソコン本体を乗っ取られてしまう

OSアップデートにはセキュリティを強化する内容も含まれています。自動更新ポリシーが切れるということは、セキュリティ上のリスクを背負うことです。

バグが修正されない

自動更新ポリシーが切れるとバグが修正されなくなります

  • 表示がおかしい
  • CPUが過剰に使用され動作が遅い
  • キーボードの一部機能が使えない

こうしたバグは発見され次第、都度修正されています。しかし自動更新ポリシーが切れるとこうしたサポートが受けられなくなり、不便な状態が続いてしまいます。

期限切れChromebookの使い道はあまりない

中古のChromebookには自動更新ポリシーが切れているものもあります。そうしたChromebookは安く、買いたくなる気持ちもわかります。

「自動更新ポリシーの有効期限が切れたChromebookは使えない?」と感じた人もいるでしょう。自動更新ポリシーが切れるとOSのアップデートがされないだけで物理的には使えます。しかし期限切れChromebookは、2つの理由からあまり使い道がありません。

  • サイバー攻撃被害に遭う可能性あり
  • 低スペックなら動作が重い

サイバー攻撃被害に遭う可能性あり

自動更新ポリシーが切れると、脆弱性が見つかっても修正されないためサイバー攻撃被害に遭う可能性が高いのです。Chrome OSの脆弱性を突き、ウイルスやマルウェアを仕込まれ、気づかないうちに情報が抜かれることもあるでしょう。あなたの個人情報が抜かれるだけならまだよく、あなたを踏み台にしてサイバー被害が広がる可能性もあります。

  1. あなたのChromebookにマルウェア感染
  2. 裏で遠隔操作
  3. ほかの誰かに、あなたのChromebookでサイバー攻撃

上記の場合、あなたのChromebookから攻撃しているため加害者はあなたになってしまいます。事件の加害者として扱われる可能性もあるでしょう。そうしたリスクを負わないためにも、自動更新ポリシーの有効期限の切れたChromebookは使わないほうが安全です。

低スペックなら動作が重い

自動更新ポリシーが切れても物理的には使えます。とはいえ自動更新ポリシーの期限は数年あり、期限が切れたころにはスペック的な理由で使いものにならないでしょう。とくに低スペックなChromebookほど、使えない可能性は高いのです。

自動更新ポリシーにより、Chrome OSには新機能が追加され続けています。インターネット上で使うサービスの性能も向上しているでしょう。低スペックなChromebookだと最新機能の処理に追いつけず、動作が重くなりやすいのです。

  • インターネットで調べもの
  • ネットショッピング

このような軽い作業なら問題ないでしょう。しかし文章を書いていると、入力処理が追いつかず遅延することもあります。

こたつ

2019年に購入した私のChromebook(ASUS C204MA)は低スペックのため、時々動作がもっさりします……ブログの更新作業にも時間がかかります……

動作が重いとストレスを感じます。動作の軽さがメリットのChromebookですので、せっかく使うのなら快適に使いたいはず。自動更新ポリシーの切れたChromebookは諦めて買い替えましょう。

自動更新ポリシーが切れたChromebookは購入しないよう注意

今回はChromebook選びで重要な自動更新ポリシーについて解説しました。

中古のChromebookは低価格で販売されているので、手軽なセカンドPCとして購入を検討している人もいるでしょう。しかし自動更新ポリシーが切れていたり、有効期限が残りわずかだったりする可能性があります。長く使いたいのなら、最新のChromebookを買うのがよいでしょう。

「間に合わせで数ヶ月だけ使いたい」という場合なら、中古Chromebookを買うのもありです。ただし、自動更新ポリシーが切れていないことを必ず確認してください。いずれにしろ、Chromebookの自動更新ポリシーは確認したうえで購入しましょう。自動更新ポリシーの確認方法は2通りです。

  • Google公式サイトから確認
  • 「Chrome OSについて」から確認

これからChromebookを購入する人には、Chromebookの選び方を解説している記事がおすすめです。Chromebook選びにおいて、最低限見るべきポイントを押さえています。パソコンに苦手意識のある人にこそおすすめしたいのがChromebookです。Chromebook選びに失敗したくない人は、ぜひ参考にしてください。

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