Chromebookメーカー『Acer』とは？口コミ・評判から解説

「Acerって聞いたことある気がするけど、どんなメーカー？ AcerというメーカーのChromebookを購入しようか迷っているけど、どうなんだろう？ 見た目も悪くないしラインアップも豊富。だけどどんなメーカーかわからないと信用できないな。」

このように感じている人もいるでしょう。よくわからないメーカーのパソコンは買いたくありませんよね。

Acerとは、台湾に本社があるパソコン＆周辺機器メーカーです。日本法人が設立されており、東京都新宿区に本社があります。そんなAcerはChromebookを扱っているメーカーのなかで、もっとも多くブランドを展開しているメーカーです。

この記事では、Chromebookを扱っているAcerについて紹介します。Acerが信用に値するメーカーなのか、ぜひ参考にしてください。

Acerとは

Acerとは、台湾に本社のあるパソコン＆周辺機器メーカーです。読み方は「Acer（エイサー）」で、比較的安価なパソコンとして日本のパソコン市場に参入してきました。

現在は技術革新で基盤を強化し、ゲーマーやクリエイター、教育、過酷な環境での使用など、特定のニーズに合わせた商品展開をおこなっています。

ゲーミング市場に力を入れており、次のゲームの推奨品とされています。

またAcer主催でeスポーツ大会も開催するほどゲーム市場に力を入れています。2022年には、初の日本開催となるeスポーツ大会「The Asia Pacific Predator League 2022 Grand Finals（アジア・パシフィック プレデターリーグ 2022 グランドファイナル）」が開催されます。

Acerの企業情報を以下の表にまとめました。

メーカー名	Acer
会社名	日本エイサー株式会社
国	台湾
設立	1988年2月
本社所在地	東京都新宿区西新宿6丁目24番1号 西新宿三井ビルディング 18階
資本金	2億円
代表取締役名	ボブ・セン
公式HP	https://acerjapan.com/

Acerの事業ラインアップ

Acerではパソコンを中心とした、PC周辺機器を製造しています。

事業ラインアップとしては少なく見えますが、それぞれの事業におけるブランド展開が豊富です。

Acerのシェア

2021年第1四半期では、Acerのシェアは世界シェアトップ5に入っていません。第2四半期では世界シェア5位まで浮上していますが、それでもLenovoやApple、HPには及ばないシェア率となっています。

会社	2021年第1四半期の市場シェア	2021年第1四半期の市場シェア	2020年第1四半期の市場シェア	2020年第1四半期の市場シェア
Lenovo	24,044台	19.7％	14,440台	66.5％
Apple	22,061台	18.1％	13,325台	65.6％
HP	19,255台	15.8％	11,726台	64.2％
DELL	13,016台	10.7％	10,511台	23.8％
Samsung	9,745台	8.0％	5,403台	80.4％
その他	122,117台	27.8％	24,345台	53.1％

しかしながらChromebookにおいては、世界シェア3位を獲得しています。世界的なパソコンメーカーであるHPとLenovoに次いで、高いシェア率を誇ります。

会社	2021年第1四半期の市場シェア	021年第1四半期の市場シェア	2020年第1四半期の市場シェア	2020年第1四半期の市場シェア
HP	4,364台	36.4％	595台	633.7％
Lenovo	3,108台	25.9％	760台	308.8％
Acer	1,428台	11.9％	514台	178.1％
Samsung	1,200台	10.0％	51台	2233.0％
DELL	1,005台	8.4％	503台	99.9％
その他	11,979台	7.3％	3,198台	12.8％

吹き出し：Acerは世界的に見ればシェアは低いのですが、Chromebookにおいては定番メーカーになっていますね。

Acerブランドのパソコン・種類

Acerではさまざまなブランドを展開しています。なかでもAcerが展開しているノートパソコンブランドは、次のとおりです。

ブランド名	読み方	特長
Aspire	アスパイア	ビジネスでもプライベートでも使えるスタンダードモデル生産からリサイクルまで考えたサステナブルなモデル『Aspire Vero』も展開
Swift	スイフト	狭小ベゼルの大画面と超軽量ボディ簡単に持ち運びでき、移動中や出張先でも場所をとらないスマート設計
Spin	スピン	360°回転で4つのスタイル通常のノートパソコンスタイルやタッチパネルを活用してタブレットモード、ディスプレイのように立てることも可能
ConceptD	コンセプトディー	場所を問わないテクニカルワークが可能精緻な色表現を可能にする15.6型4K UHDディスプレイを搭載クリエイティブ環境を持ち歩く
Chromebook	クロームブック	起動は数秒、カンタンに使えて、しかも安全スタイリッシュなメタルボディのタッチパネルモデルは、デザインにこだわりたい人におすすめWi-Fi6だからオンライン環境もスピーディ
Nitro	ニトロ	最新テクノロジーを搭載したAcerのゲーミングシリーズ2基のファンで本体を冷却し、4つの排気口から熱を排出NitroSenseで全情報をモニタリング
Predator	プレデター	幅広いラインアップをそろえたAcerのゲーミングシリーズPredatorSenseはシステム設定にアクセスし、グラフィックスのオーバークロック、冷却ファンの個別制御、プリセット設定の適用が可能

Aspire

Aspire（アスパイア）とは、Acerのスタンダードモデルともいえるブランドです。ビジネスでもプライベートでも使える汎用性の高さから、どのような人にも向いています。

ディスプレイサイズは14.0～15.6インチのモデルが多く、大画面で快適に作業できるでしょう。

上記のような使い方でもストレスなく対応できます。内容によってはパソコンのスペックを上げる必要はありますが、軽い作業なら問題ありません。

また同じAspireでも、生産からリサイクルまで考えたサステナブルなモデル『Aspire Vero』が展開されています。

Swift

Swift（スイフト）とは、長時間バッテリーが搭載された持ち歩きやすいブランドです。Swiftの特長は、狭小ベゼルの大画面と超軽量ボディです。移動中や出張先でも場所をとらないスマート設計になっています。

カラーも豊富で、次の3色から選べます。

どれもアルミニウム製ボディにマッチするおしゃれなカラーです。自宅はもちろん、カフェや図書館、コワーキングスペースなど、お気に入りの場所でパソコンライフを楽しめます。

Spin

Spin（スピン）とは、場面に応じた使い方のできるパソコンブランドです。ディスプレイが360℃回転するため、次のような使い方ができます。

ディスプレイのように立てて使えば、動画を流しながら別の作業ができます。IPSパネル搭載なので、どのような角度からでも鮮やかに映し出されるでしょう。

高さ約122cmからの落下衝撃にも耐えるタフ設計のため、安心して毎日使えます。

ConceptD

ConceptD（コンセプトディー）とは、クリエイター向けのパソコンブランドです。精緻な色表現を可能にする15.6型4K UHDディスプレイが搭載されています。

「クリエイティブを持ち歩く」をコンセプトに、あらゆる場所に持ち歩ける軽量さと頑丈さを兼ね備えています。クリエイティブ活動を邪魔しないために、ConceptDには次の特徴があります。

集中を妨げない静けさを実現しているため、集中して創作活動したい人に向いているパソコンブランドです。

Chromebook

Chromebook（クロームブック）とは、起動は数秒、カンタンに使えて、しかも安全なパソコンブランドです。

AcerのChromebookはスタイリッシュなメタルボディで、デザイン性に優れています。デザインにこだわりたい人に向いているChromebookです。

Chromebookはオフライン環境で作業することはほぼなく、オンライン環境でほとんどの作業をおこないます。AcerのChromebookはWi-Fi6だからオンライン環境もスピーディです。

また高いセキュリティを発揮し、自身でセキュリティソフトを用意しなくてもよいのもうれしいポイント。タブレットになるモデルもあり、さまざまなシーンで活躍するブランドです。

Chromebookにセキュリティソフトが必要ない理由については、【Googleが守ってくれている】Chromebookにセキュリティソフトは必要ない？なぜ必要ないのかを解説で詳しく紹介しています。

Nitro

Nitro（ニトロ）とは、滑らかな映像でゲームを楽しめるゲーミングノートパソコンブランドです。グラフィックボードの選択肢が広く、プレイしたいゲームや予算に合わせて選べます。

「NVIDIA® GeForce RTX™ 3060 Laptop GPU」を搭載したモデルを選べば、ゲームしながらの配信も可能です。そんなNitroは2基のファンで本体を冷却しつつ、4つの排気口から熱を排出する独自の冷却システムを搭載しています。

パソコン本体の負荷を軽減するので、ゲーミングノートの性能を最大限発揮してくれます。ゲームに集中したい人におすすめのゲーミングノートパソコンです。

Predator

Predator（プレデター）とは、Acerのなかでも最高クラスのスペックを誇るゲーミングノートパソコンブランドです。

最速クラスの300Hzディスプレイを搭載し、映像のカクツキやティアリング（映像が乱れる現象）を極限まで抑えます。

またサウンド機能にもこだわっており、音響空間を再現する機能も搭載されています。FPSなどのゲームを楽しみたい人には、ぜひとも手に入れたい機能でしょう。

よりゲームに没頭したい人におすすめのゲーミングノートパソコンです。

Acerの口コミ・評判

Acerには、どのような口コミ・評判が集まっているのでしょうか？ Acerを選ぶ前に、実際の評価を知りたいですよね。

Acerについて、どちらの口コミ・評判も見ていきましょう。

良い口コミ・評判

悪い口コミ・評判

Acerの保証・サポート体制

AcerのChromebookを選んだとき、保証やサポート体制がどうなっているのか気になるでしょう。

それぞれの体制がどうなっているのか、見ていきましょう

保証サービス

Acerの保証は1年です。一般的なメーカーと同等の保証が用意されています。

修理を依頼するときは「センドバック保守サービス」を利用します。「センドバック保守サービス」では、次の方法で修理を依頼します。

オンラインで依頼するときの注意点は、スマホでは利用できない点です。故障していないパソコンがない場合はカスタマーセンターまでお問い合わせください。

また修理を依頼するときに発生する送料はAcerが負担してくれます。多くのサービスで送料は自己負担のなか、Acerは往復分負担してくれるのです。

サポート

Acerのサポート体制は、Acer公式サイトからの問い合わせが基本です。おもに4つのお問い合わせサポートがあります。

窓口の混雑状況も表で掲載してくれているため、どの時間に問い合わせたほうがよいのかわかりやすいのです。

電話で問い合わせる場合は、保証期間か保証期間を超過しているか尋ねられます。お問い合わせ前に保証期間を確認しましょう。

またメールやチャットでお問い合わせする場合、問い合わせたい商品のシリアル番号入力を求められます。正確なサポートに必要ですので、シリアル番号の場所を確認しておいたほうがスムーズに進められます。

AcerChromebookの選び方

Acer Chromebookは3ステップで選べます。Acer 公式オンラインストアから購入する想定で説明します。

ただAcerはキャンペーンやセールをあまりやっていません。セール開催時は特設ページを用意しています。キャンペーンやセールが開催されていないときはAcer 公式オンラインストア Chromebookページから選びましょう。

より詳しくChromebookの選び方については、Chromebookの選び方｜あなたに合うタイプとメーカーを紹介で詳しく解説しています。

Chromebookメーカー『Acer』のまとめ

今回はChromebookを扱っているAcerを紹介しました。

Acerは台湾に本社があるパソコン＆周辺機器メーカーです。ゲーミングパソコンに注力しており、Acer主催のeスポーツ大会も開催されています。

またChromebookを扱っているメーカーのなかで、もっとも豊富なラインアップを用意しています。Chromebookだけでも、ラインアップが豊富です。

あなたにピッタリの1台が見つかりやすいですから、Chromebookメーカーに迷ったらAcerを覗いてみてください。今後SteamがChrome OSに対応する可能性があり、現在テストとしてAcer Chromebookもαテストに含まれています。