こんな疑問をお持ちの人に向けて、Chromebookを使い始めて9ヶ月の私が、Chromebookのセキュリティソフトについて説明します。
結論から申し上げると、Chromebookにセキュリティソフトは必要ありません!!
普段WindowsやMacを使っている人なら、セキュリティとしてウイルス対策ソフト(Nortonやウイルスバスターなど)を使っていると思います。
Chromebookでも同様にセキュリティソフトが必要だと思うのは、セキュリティ意識が高い証拠なので素晴らしいことです。
しかし繰り返しますが、Chromebookにセキュリティソフトは必要ありません。
この記事を読めば、Chromebookにセキュリティソフトが必要ない理由が分かります。
セキュリティソフトが必要ないって本当?

本当です。
ChromebookとはChrome OSが搭載されたパソコンで、Google Chrome(ブラウザ)を使うことに特化したパソコンです。
そのためChromebookにはChrome OSしかインストールできません。
Chromebook本体には何も保存しないので、セキュリティ対策が必要なのはGoogle Chrome(ブラウザ)だけです。
ではそのGoogle Chromeにセキュリティ対策は必要なのか?
結論としては、個人的な対策は必要ありません。
なぜならGoogleがセキュリティ対策をしてくれるからです。
つまりChromebookはWindowsやMacのようなセキュリティ費用は発生しません。
とはいえGoogleがセキュリティ対策をしてくれる期間には制限があります。
機種によってセキュリティ対策をしてくれる期間が異なっているので、Chromebookを選ぶ際には注意が必要です。
ちなみにGoogleが提供してくれるセキュリティ対策を含めたアップデート関連のことを『自動更新ポリシー』といいます。
Chromebookを選ぶ際は『自動更新ポリシー』が重要になります。
『自動更新ポリシー』について説明している記事がありますので、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
https://perry-blog.com/chromebook-erabu-automatic-update-policyGoogleが行っているセキュリティ内容

Googleは日々安全にChromebookを使えるようにセキュリティ対策をしてくれています。
細かい内容は省きますが、どんなセキュリティ対策をしているのか、おおまかに説明します。
Googleは上記のようなセキュリティ対策をしています。
ひとつずつ説明します。
自動更新
自動で最新バージョンにアップデートして、常に安全なバージョンで動作するようにしています。
サンドボックス
Webページやアプリが「サンドボックス」と呼ばれる制限された環境で動作します。
そのためもしウイルス感染したWebページを開いてしまったとしても、他のタブ・アプリ・その他には影響しない作りになっています。
簡単に説明すると、Webページやアプリは「サンドボックス」という仕切をつけた部屋になっていて、ウイルス感染したページを見ても他の部屋には感染しないようにしているってことです。
確認付きブート
もし「サンドボックス」をすり抜けてウイルス感染したとしても、Chromebookは毎起動時にセルフチェックをするようになっています。
ウイルス感染などの問題があれば自己修復し、Chrome OSを新品状態に戻します。
「OSが新品状態ってことは初期化ってこと?」と思われる人もいるかもしれません。
しかしChromebookでのデータ保存や設定はGoogleアカウントに紐付いているので、OSが初期化されたとしてもGoogleアカウントさえあれば問題ないです。
データの暗号化
データに関しては暗号化されているので、外部から簡単にアクセスできないようになっています。
ネットからダウンロードしたファイルやGoogle Chromeのキャッシュなどは本体に保存されますが、Chromebookは本体に保存されたデータなども暗号化するようになっています。
復元モード
もしChromebookに問題が起こっても、問題のなかった状態(例.何日か前の状態など)に復元できる機能があります。
万が一Chromebook本体がウイルス感染したとしても、復元モードで治すことができます。
ちなみに復元作業には、SDやUSB、そして正常に動くパソコンが必要です。
WindowsやMacでの復元もそうですが、パソコンの復元には「リカバリメディア」が必要です。
「リカバリメディア」とは簡単にいうと、OSを復元させるための情報のことです。
詳しい操作は別の機会に紹介してみようと思いますが、めったにやらないので、予備知識くらいにしておいて大丈夫です。
Googleが公表している正式な説明をご覧になりたい人はこちらのChromebookのセキュリティをご覧ください。
あなたがするべきセキュリティ対策はある

これまでGoogleが行っているChromebookのセキュリティについて説明しました。
そしてChromebookにセキュリティ対策は必要ないとも言いました。
とはいえ、あなたがするべきセキュリティ対策があります。
それは『物理的なセキュリティ対策』です。
『物理的なセキュリティ対策』とは、Googleアカウントの情報だけは漏らさないことです。
Chromebookを使うにはGoogleアカウントが必要です。
つまりGoogleアカウントの情報が漏れてしまうと、いくらGoogleがセキュリティ対策をしても、あなたの持っている情報が盗られてしまいます。
情報が盗られるだけならまだいい方で、最悪あなたのアカウントで誰かに被害を与えられてしまうかもしれません。
そうなってしまうと被害を与えたのがあなたじゃなくても、記録上はあなたがやったことになってしまいます。
なのでGoogleアカウントの情報だけは絶対に漏らさないでください。
付箋などでChromebook本体にID・パスワードを貼るなんでもってのほかです。
【まとめ】Chromebookにセキュリティソフトは必要ない!!しかしセキュリティ意識は持くべき
以上がChromebookにセキュリティソフトが必要ない理由です。
Googleが常に安全な状態を保ってくれるので、Chromebookにはセキュリティ費用がかからないメリットがあります。
セキュリティ対策をGoogleがしてくれて、操作も簡単で快適に使えます。
私はChromebookを使い始めて9ヶ月ですが、今では完全にChromebookの虜です笑
新しいパソコンをお探しの人は、セキュリティ対策にお金のかからないChromebookを選んでみてはいかがでしょうか。
Chromebookの使用感を知りたい方はこちら